フェーズセンサー (カムシャフトポジションセンサー) P/N150866
フェラーリ F355、456、550などで使われているフェーズセンサーのご紹介です。
とうとう、純正OEMであるBosch製は生産終了になってしまいました。
今回は代替品として、イタリアの自動車部品メーカーのFacet製のご案内になります。
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フェーズセンサー (カムシャフトポジションセンサー) の役割
フェーズセンサーは、カムシャフトの位置を検知し、その信号をECUに送る部品です。
ECUはこの信号をクランクセンサーの信号と組み合わせ、各気筒がどの行程にあるかを判別します。この情報は、燃料噴射や点火のタイミングを制御するために使われます。具体的な制御方法は、モトロニック2.7か5.2の制御システムによって異なります。
今回紹介するセンサーは、ホール効果を利用したアクティブタイプです。外部から電源の供給を受けて作動し、回転が低い状態でも信号を得られることが特徴です。
一方、内部に半導体などの電子部品を使用しているため、取り扱いには注意が必要です。
経年劣化による不具合
フェーズセンサーはカムシャフト付近やカムカバーなどに装着されているため、エンジンの熱と振動を受け続けています。カムカバー内に先端部分が入る構造では、その部分は高温のエンジンオイルやブローバイガスにもさらされます。
経年劣化によってハウジングに亀裂が入ったり、密閉性が損なわれたりすると、内部にオイルや湿気などが侵入し、電子回路の故障につながる可能性があります。
センサー本体だけでなく、ケーブルも経年劣化します。ケーブルの劣化により、プラグコードやオルタネーターから発生するノイズの影響を受けやすくなる可能性があります。
また、コネクターの樹脂が劣化し、ハウジングがボロボロに砕けてしまうこともあります。端子の保持や絶縁が損なわれると、接触不良や、端子同士の接触によるショートにつながるおそれがあります。
故障による主な症状
フェーズセンサーが故障すると次のような症状が出る場合があります。
・エンストする、またはエンジンが掛からない。
・アクセルの反応が悪い、加速がもたつく
・ミスファイア(失火)、燃焼不良
・エンジンが暖まるとエンジン不調になる
エンジンが暖まったときにだけ不調が出る場合も、フェーズセンサーの不具合が原因の一つとして考えられます。ただし、これらの症状はほかの部品の不具合でも発生するため、センサーの信号や配線・コネクターの状態を確認して原因を切り分けることが重要です。
フェーズセンサー(パーツナンバー150866)適合車種
適合車種は以下のモデルになります。
Ferrari
・F355
・456 / 456M
・550 マラネロ / バルケッタ
エンジンマネージメントシステム(モトロニック)の仕様により、センサーの使用点数が異なります。
現車をご確認いただくか、下表をご参照ください。
| 車種 | 制御システム | シャシー型式 | センサー使用点数 |
|---|---|---|---|
| F355 | M2.7 | PA、PR | 2個 |
| F355 | M5.2 | XR | 1個 |
| 456 | M2.7 | FF、FG | 2個 |
| 456M | M5.2 | WP、WR | 1個 |
| 550 | M5.2 | AB、BC | 1個 |


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